プライド月間の由来
なぜ、6月がプライド月間として各種イベントが開催されるようになったのでしょうか?
きっかけは、1969年6月27日に起こった「ストーンウォール事件」です。今では、この事件が「セクシュアルマイノリティの抵抗の象徴」となっています。
LGBTがよく集まっていたニューヨークのゲイバー「ストーンウォール・イン」にて不当な踏み込み捜査をした警察とお客さんが衝突し抗争となりました。このストーンウォール事件は全米で報道された初めての抵抗運動となりました。
そして、事件を記念して1年後にニューヨークでプライドパレードが行われ、この催しには2000人以上が参加し、『ニューヨークタイムズ』など多くのメディアが取り上げました。こうしたことをきっかけにプライドパレードはアメリカ各地、さらには世界の様々な都市に広がりました。
こうしてストーンウォール事件は、事件があった6月を「プライド月間」と呼ぶようになりました。
Ally壁紙:ダウンロードしてご自由にご活用ください
6月は「プライド月間(Pride Month)」と呼ばれ、当事者によるプライドパレードや、企業・自治体がそれぞれ様々なキャンペーンを実施しています。日本やアメリカなど世界各地でLGBTQ+の権利を啓発する活動・イベントが実施されるなか、当団体でもアライであることを示す壁紙を用意しました。










アライ(Ally)であることを示すことの意味
「アライ(Ally)」とは、LGBTQ+をはじめとするマイノリティの人々に対して理解を示し、差別や偏見に反対し、共により良い社会を築こうとする支援者・協力者のことを指します。アライは、当事者の声に耳を傾け、差別をなくすために声を上げ、日常の中で行動することで、その支援の姿勢を表します。
アライであることを「示す」という行為は、単に「応援しています」と言葉にするだけでなく、行動で表すことが求められます。たとえば、職場で差別的な発言があったときにそれを指摘する、LGBTQ+の人々に関する学習機会に積極的に参加する、自分のSNSで多様性を尊重する姿勢を発信するなどが具体的な行動例です。
また、アライであることを明言することには、当事者にとって「安心できる存在」としてのサインになるという大きな意味があります。LGBTQ+の人々の中には、自分が安心して話せる相手かどうか、常に周囲を観察しながら生活している人も少なくありません。そんな中で「私はアライです」と表明することは、そうした人々にとって心理的な支えや希望となることがあります。
ただし、アライを名乗る際には注意も必要です。当事者の声を尊重せず、自分の正しさを押しつけてしまったり、アライであることを自己アピールの道具として使ってしまったりすると、逆に当事者を傷つけてしまうこともあります。大切なのは、常に学び続け、謙虚な姿勢で関わることです。
アライであることを示すのは、「誰もが自分らしく生きられる社会」を目指すための一歩です。それは特別なことではなく、「目の前の不公平に気づいたら声をあげる」「相手の立場を想像し寄り添う」といった、日常の中の小さな選択の積み重ねです。アライは、社会をより公正で多様性に富んだものに変える力を持った存在です。
壁紙の使い方

PCの背景画像として使う
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ZOOMの背景に設定する
ZOOMを立ち上げた後、画面左下のビデオをクリックします。
選択肢のなかで、背景とエフェクトを調整するをクリックします

バーチャル背景の右側にあるプラスボタンをクリックし、「画像を追加」を選びます。
PCに保存した画像を選んで、バーチャル背景に設定します。